ラ・モヌメンタルはバルセロナのエイサンプル地区にある交通量の多い交差点に位置しますが、装飾レンガや陶製のドームが周囲の大通りとは異なる存在感を放っています。1914年、「エル・スポルト」の名で開業し、やがて市内で最も知られる闘牛場の一つとなりました。近くの地下鉄駅も「モヌメンタル」と名付けられています。現在の施設には、建築遺産、闘牛をめぐる街の変化を記録する場所、開催日により利用条件が変わるイベント会場という複数の顔があります。
その重なりがあるからこそ、闘牛に関心がない旅行者にも訪れる意味があります。楕円形の闘技場と華やかな外観が一体となり、建築は新ムデハル様式やビザンチン様式と説明されることが多く、バルセロナのモダニズム建築の伝統とも響き合います。通りから眺めると、周辺の街区との規模の違いがよく分かります。自由に入れる公共広場ではなく、内部見学は博物館の営業時間または別途告知される催しに限られます。