について シュロス・エッゲンベルク
グラーツのエッゲンベルク城――宇宙を表すバロック宮殿と歴史庭園
エッゲンベルク城(ドイツ語:Schloss Eggenberg)は、オーストリア・シュタイアーマルク州を代表するバロック宮殿で、グラーツ屈指の文化施設である。歴史的な広間、ウニヴェルザールム・ヨアネウムの美術・考古・貨幣コレクション、広い庭園を通して、数世紀の政治、芸術、宮廷生活をたどれる。2010年には「グラーツ市歴史地区とエッゲンベルク城」として世界遺産に加えられた。
ハンス・ウルリヒ・フォン・エッゲンベルクは1625年、建築家ジョヴァンニ・ピエトロ・デ・ポミスに大改築を命じた。建物は時間と宇宙の秩序を表すよう構想され、四つの塔は四季を示し、配置には暦を連想させる数字が組み込まれている。18世紀には公式諸室がロココ様式で装飾され、惑星の間にはハンス・アダム・ヴァイセンキルヒャーの重要な天井画が残る。
館内には公式諸室、アルテ・ギャラリー、考古学博物館、貨幣展示室がある。時代ごとに姿を変えた庭園は、整形式庭園、芝地、古木、放し飼いのクジャクを含む。家具と内装がよく保存され、ガイドツアーでは建築、象徴体系、宮廷生活の結び付きを理解できる。
2026年の通常シーズンは3月28日~10月31日で、宮殿と博物館は火~日曜・祝日の10~18時。公式諸室は約50分のガイドツアーでのみ見学でき、7人以上は予約が必要。公園は季節別時間で通年開園する。コンサート等でツアー数が減る日があるため、ヨアネウム公式サイトで最新情報を確認したい。