イエラペトラはクレタ島南東岸、リビア海に面し、ラシティ県南部の中心都市である。古代にはヒエラピュトナと呼ばれ、それ以前の名称も伝承に残る。ヘレニズム期には独自貨幣を鋳造し、広い領域を支配した。紀元前66年にローマに征服・破壊された後、再建され、劇場、神殿、水道、公共建築を備える重要都市として復興した。
市街では複数時代の遺産を歩いてたどれる。旧オスマン学校に入る考古学コレクションは、紀元前3千年紀から紀元5世紀までの石棺、土器、碑文、彫刻、貨幣を収蔵する。港には、ヴェネツィア統治初期に始まりオスマン期に改修された長方形のカレス要塞が立つ。旧市街、海岸遊歩道、ビーチを合わせ、考古学と現代の海辺の生活を体験できる。