ラグーナ69は道路脇の観光湖ではない。ペルー北部アンカシュ州、コルディエラ・ブランカのワスカラン国立公園内にある氷河起源の湖だ。国の観光資源台帳は、デマンダ渓谷に位置し、標高約4,604メートル、面積約97,800平方メートルと記録する。鮮やかな青い水面の背後には急峻なチャクララフ山塊がそびえ、ピスコ山も周囲の景観を形づくる。
数字はこの湖の記録された名前の由来でもある。ペルー貿易観光省の台帳によると、ワスカラン国立公園の湖沼一覧で69番目に登録されたことからラグーナ69と呼ばれる。物語風の由来を想像するより、この実務的な命名の方が資料で確認できる。湖は周囲の山より新しく、氷河が後退して融雪水がくぼ地にたまることで生まれた。今も氷河の変化が地形を読み解く手掛かりになる。