セチン・バホは、ペルー北部アンカシュ県のカスマ渓谷に位置する考古遺跡です。石彫で知られるセロ・セチンや、大規模なセチン・アルトとは別の場所です。名前は似ていますが、同じ文化的景観の中にある異なる遺跡です。この区別は歴史だけでなく旅程にも関わります。セロ・セチンで紹介される石彫や見学施設は、セチン・バホの特徴ではありません。後者の価値は、より古く長く続いた建築の変遷にあります。
ペルーとドイツの考古学者は、発掘と地球物理学的調査を通じ、セチン・バホで三つの記念的建築が順に築かれたことを確認しました。研究では、およそ紀元前3500年から前1500年まで続く建設史が示されています。最も古い建物は沈床式の円形広場に結び付き、後代の構造物では設計や使い方が変化しました。一時代で止まった「失われた都市」ではなく、後期アルカイック期から前期形成期にかけ、世代ごとに再建が重ねられた記録です。