ティマクム・ミヌスは、セルビア東部ベリ・ティモク川流域、クニャジェヴァツ近郊のラヴナ村にあるローマ遺跡です。ラテン語名は「小ティモク」を意味し、ティモク地方最古の軍事要塞とされています。ドナウ川、モラヴァ川流域、アドリア海、エーゲ海方面を結ぶ交通の交差点で、周辺には金、銀、銅、鉛、鉄の鉱床がありました。
要塞と付属集落は紀元1世紀から発展し、6世紀のユスティニアヌス帝による再建期まで使われました。城壁内では穀物倉庫ホレウムや司令部プリンキピアが確認され、軍営の隣には採鉱・製錬に関わる民間集落ウィクスが成長しました。スログ丘陵の大墓地からは装身具、陶器、ガラス器、貨幣などが出土しています。この地域の居住史自体は先史時代から中世まで続きました。