セルビア東部、ラヴナ村の近くを流れるベリ・ティモク川の岸辺に、ティマクム・ミヌスの遺構があります。軍の駐屯、鉱業、定住の歴史が重なる場所です。クニャジェヴァツからの距離は、地元博物館とセルビア考古学研究所の案内で約8~10キロとされています。ドナウ川やモラヴァ川の谷へ向かう道、さらにアドリア海やエーゲ海方面への交通路が交差し、近くのスタラ・プラニナ山地の鉱床も地域経済に影響しました。
クニャジェヴァツ郷土博物館は、ティマクム・ミヌスをティモク地方最古の軍事要塞と紹介しています。考古学的証拠によれば、最初の軍事施設は紀元1世紀中頃から後半に築かれました。考古学研究所は、ここをローマの鉱山地域の行政中心と位置づけ、1世紀中頃から5世紀中頃までの活動を記しています。この年代は確認されているローマ期の要塞の段階を指し、周辺の谷全体の居住史を意味するものではありません。