ストゥデニツァ修道院はセルビア中部ラシュカ地方にあり、名の由来となったストゥデニツァ川の近くに建っています。このサイトの地図ピンはブレゾヴァ村の近くにあり、修道院の公式案内ではウシチェ経由のルートが示されています。ほぼ円形の城壁には二つの防御門が設けられ、内部には教会、修道院施設、周辺の歴史的景観の痕跡が残ります。道沿いに孤立する教会ではなく、宗教生活が現在も続くセルビア正教会の修道院です。
ユネスコは1986年、ストゥデニツァを保存状態の優れたセルビア正教会修道院の例として世界遺産に登録しました。保護対象には中心的な建物だけでなく、周囲の教会や隠修所、大理石の採石場、石材を切り出して加工した職人たちの集落跡も含まれます。そのため、ここは単独の見どころというより、小さな歴史世界として捉えられます。白い石壁と城壁、森に囲まれた谷のつながりを意識すると、建築と環境の関係が見えてきます。