ヘルメルのピラミッドは、現地でカムー・エル・ヘルメルと呼ばれ、レバノン北東部ヘルメルの南約6キロの丘に立ちます。エジプト型のピラミッド墓ではなく、黒い玄武岩の段状基壇に巨大な石灰岩を積んだ塔形記念物で、遠方からも見えます。
正確な年代と用途は確定していません。建築比較から、ヘレニズム時代末期からローマ時代初期に置かれることが多く、地域有力者に関係する記念碑または墓制建築との説があります。四面には鹿、犬に追われるイノシシ、損傷した動物、雄牛を襲うオオカミなど狩猟浮彫があります。銘文がないため、特定人物への帰属はできません。