リートフェルト・シュレーダー邸はオランダのユトレヒト、Prins Hendriklaan 50にあり、ヘリット・リートフェルトと依頼主トゥルース・シュレーダーが協働し、彼女と三人の子どものため1924年に完成させた。シュレーダーは固定した部屋や家庭内の上下関係に縛られない家を求め、リートフェルトはデ・ステイルの幾何学、赤・黄・青の原色、白黒灰の構成を生活空間へ移した。2000年に世界遺産へ登録された。
外観は水平板、垂直面、手すり、色線が互いに独立して交差するように見えるが、それぞれ内部の使い方と結び付く。一階には比較的固定された台所、仕事、就寝の区域があり、二階はスライド・折り畳み間仕切りによって、昼は開放空間、夜は個室へ変わる。角の窓、可動家具、玄関との伝声管、内外へ連続する線が従来の箱形住宅の境界を弱める。造形だけでなく、家族の自立と共同生活を設計した点が革新的である。