テペティクパクは、メキシコのトラスカラ州トトラカ市域にある小高い丘の集まりに位置します。一つの儀礼建築ではなく、高地に築かれた集落として見るのが適切です。防御に有利な地形に、城壁や堀、斜面と頂上の建物群が考古学的に確認されています。今日、この名はトラスカラ政治共同体の起源と結び付けられ、1519年にスペイン軍がこの地へ到着した時代を考える手掛かりになります。ただし歴史は、遺物と後世の記録を合わせて再構成されています。
地形を眺めると、なぜここが選ばれたのかを考えやすくなります。丘はトラスカラ中央部を見下ろし、現在の市街地とは現代の集落を挟んでいます。メキシコ国立人類学歴史研究所(INAH)は、遺跡をトトラカのサンティアゴ・テペティクパクに位置付けています。同研究所の調査は、地形を背景として扱うのではなく、高地、進入路、防御施設が居住地や人の移動の管理にどう影響したかを調べています。