プノン・チソル、別名チソル山は、カンボジア南部タケオ州の農地に囲まれた平原からそびえています。カンボジア観光省はこの寺院をアンコール期の景観に位置付け、歴史ある聖域と広い田園風景を見どころとして紹介します。クメール文化史のウェブサイトAMSは、スラ村、ロヴィアン地区、サムロン郡にあるとしています。周囲は比較的平らなため、頂上までの登りそのものが訪問の一部になります。
寺院は11世紀初めのもので、スーリヤヴァルマン1世の時代に関係しています。AMSが研究した碑文には、古い名称としてSuryaparvataなどの表記が残り、サンスクリット語で王名に関わる要素と山を結び付ける形です。寺院はシヴァ神に捧げられ、ほかのヒンドゥー教の神々につながる図像もあります。碑文はプノン・チソルを王権と宗教のネットワークに位置付ける手掛かりであり、歴史的な名称と後世の土地の説明を区別する助けにもなります。