ホワイトハウスは大統領の住居であると同時に、行政部門の主要な執務場所であり、ワシントンD.C.を代表する歴史的建築でもあります。所在地はペンシルベニア通り北西1600番地ですが、一般的な博物館と同じ感覚で入れる施設ではありません。政府の実務が続く場所であるため出入りは管理され、公開ツアーも公式日程に左右されます。プレジデンツ・パークとビジターセンターは国立公園局(NPS)が管理し、建物内部のツアーはホワイトハウスの公式手続きで申し込みます。この違いを知っておけば予定を立てやすく、警備上の理由でルート変更や中止が起きる背景も理解できます。
現在の建物は複数の建設・改修を経ており、18世紀の姿がそのまま残っているわけではありません。ホワイトハウス歴史協会によると、設計競技で選ばれたのはアイルランド生まれの建築家ジェームズ・ホーバンの案でした。工事は1792年に始まり、1800年にジョン・アダムズとアビゲイル・アダムズ夫妻が最初の大統領居住者となりました。ジョージ・ワシントンは場所を選び計画を承認しましたが、完成前に退任しています。こうして「大統領の家」は、新しい連邦政府のための実用的な建物として始まり、後に象徴的な存在へと発展しました。