について ブルジュ・ハリファ
ブルジュ・ハリファ:ドバイの超高層建築を知る
ブルジュ・ハリファはアラブ首長国連邦ドバイにある高さ828メートルの超高層建築で、都市を代表するランドマークだ。建設中はブルジュ・ドバイと呼ばれ、2004年着工、2009年に外部の主要工事を終え、2010年1月4日に正式開業した。名称はUAEの元大統領ハリファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンにちなむ。ダウンタウン・ドバイの中心として、住宅、ホテル、オフィス、展望施設を組み合わせている。
設計を率いたのはSOMのエイドリアン・スミスだ。平面はY字に近い三つの翼からなり、中央のコアと各翼が互いを支える。上に行くほど段階的に細くなり、最後は尖塔へとつながる。形状には眺望や室内配置、構造上の要請が反映され、地域の建築文化との関係も読み取れる。
主要構造は鉄筋コンクリートで、高層部では別の構造方式も組み合わされる。超高層化を支える中心的な仕組みが、翼で補強したコアだ。外装はドバイの厳しい日射と高温にも対応しなければならない。建築、構造、施工、設備の多くの専門家によって実現した塔は、材料と垂直交通、工事管理の複雑さを示す存在でもある。
高さの記録だけでなく、観光、不動産、サービス産業を育てるドバイの都市開発戦略の一部として見ることも大切だ。周囲の商業施設、ホテル、住宅、公共空間が一体となって地区を形成する。建設ブームには労働者の待遇を巡る問題も伴った。ヒューマン・ライツ・ウォッチの2006年報告は、ブルジュ・ドバイ複合開発のOld Town商業地区で、低賃金と労働条件への抗議があったと記録している。同団体のUAE建設業調査は旅券の取り上げや賃金不払いも報告しており、建築を支えた社会環境を理解するうえで欠かせない背景だ。
一般旅行者にはAt the Topの展望体験がよく知られる。公式には複数の階やサービスを組み合わせた券があり、購入前に含まれる内容を確認したい。入場はDubai Mall内の案内された入口から始まり、日付・時間を指定する方式が基本となる。営業時間、料金、入口は公式サイトの訪問日情報を確認する。砂じん、かすみ、天候によって眺望は変わり、日没前後は混雑しやすいため、モール内の移動、保安検査、エレベーター待ちを見込んでおきたい。