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30セント・メリー・アクス

ロンドンのガーキンを案内。30セント・メリー・アクスの歴史、環境建築、内部見学の制限、外観撮影のポイントを紹介。

座標: 51.514264, -0.080364 更新日: 2026-09-16 Google ストリートビュー

について 30セント・メリー・アクス

ロンドンの「ガーキン」は、正式には30セント・メリー・アクスと呼ばれ、曲線的な姿でシティの景観を変えたオフィスビルである。フォスター+パートナーズが設計し、アラップが構造・設備に携わった。2003年に完成し、2004年に開業。高さ180メートル、40階建てで、1992年のIRA爆破事件で大きな被害を受け、保存困難と判断された旧バルチック取引所の跡地に建つ。

先細りの形は造形だけを目的としたものではない。円形平面は風の影響を抑え、足元の公共空間に光を届けやすくする。ガラス外壁越しに見える斜め格子状の鉄骨は建物を安定させ、室内の自由度を高める。6本のらせん状アトリウムが自然光と換気を取り込み、ロンドン初の環境配慮型高層建築として提示された設計は、今も持続可能な超高層の代表例とされる。

建物は主にオフィスであり、自由に入れる公共展望台ではない。外観はセント・メリー・アクスやリーデンホール・ストリート、周辺広場から観察できる。上層階のレストランやイベント空間が予約客を受け入れることはあるが、営業形態は変わり、常設の一般見学とは異なる。内部訪問を目的にする場合は、建物または現行の運営事業者へ事前確認が必要だ。

最寄り地下鉄駅はアルドゲート。リバプール・ストリート、バンク、モニュメントからも徒歩圏内である。リーデンホール・マーケット、ロイズ・ビル、セント・アンドリュー・アンダーシャフト教会と結べば、シティの新旧建築を比較できる。人通りの少ない早朝は全景を撮りやすく、夕方はガラスの反射と斜め格子が金融街の光の中で際立つ。