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ポポカテペトル山

ポポカテペトル山の地理、氷河の消失、火山地質を紹介。火口周囲12キロの規制と遠望時に必要な公式情報確認も解説。

座標: 19.022222, -98.627778 更新日: 2024-02-25

について ポポカテペトル山

ポポカテペトル山:メキシコの活火山と変化する高山環境

ポポカテペトル山はメキシコ中部、プエブラ州、モレロス州、メヒコ州にまたがる活成層火山で、メキシコ横断火山帯の東部に位置する。標高は約5,426メートル。オリサバ山に次ぐ国内第2の高峰であり、ナワトル語に由来する名称は「煙を吐く山」を意味する。

メキシコシティの南東約70キロにあり、大気の状態が良ければ首都圏からも見える。北側のイスタシワトル山とはコルテス峠でつながり、両山がイスタ・ポポ国立公園の主要景観をつくる。ただし、それぞれの火山で立入り条件は異なり、近隣の山の登山情報をそのまま適用してはならない。

かつてはイスタシワトル、オリサバとともに、メキシコで氷河を持つ高峰だった。しかし1990年代に氷河が大きく縮小し、温暖化に加えて火山活動の活発化が影響した。2001年ごろには残存する氷が、クレバスなど活動する氷河に特徴的な形状を失った。高山の環境は気候だけでなく、火山の熱と噴火によっても急激に変化する。

噴出した溶岩は歴史的に安山岩が中心だが、デイサイトも大量に含まれる。岩石とマグマの組成は噴火過程を理解する手がかりになる一方、旅行者が外見から安全を判断する材料にはならない。専門機関が継続監視し、警戒情報や規制は活動に応じて変更される。

メキシコ国立防災センターCENAPREDは火口への接近を禁じ、火口周囲12キロの規制範囲を示している。高温の噴石や火山灰などが危険で、登頂観光の対象にはできない。周辺から遠望する場合も、CENAPREDと地元防災当局の最新情報を確認し、通行止めや避難指示に従うことが必要だ。静かに見える場合も規制範囲に入ってはならない。