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ミズーリ植物園

ミズーリ植物園の歴史、クライマトロン、清和園、世界的標本庫、2026年の開園時間・料金、見学方法を詳しく紹介。

座標: 38.612746, -90.258908 更新日: 2023-11-23 Google ストリートビュー

について ミズーリ植物園

ミズーリ植物園:セントルイスの歴史庭園と世界的な植物研究拠点

ミズーリ植物園は、米国ミズーリ州セントルイスのショー・ブールバード4344番地にある79エーカーの植物園である。創設者ヘンリー・ショーにちなみ、地元では「ショーズ・ガーデン」とも呼ばれる。1859年に一般公開され、継続運営される米国最古級の植物園として国定歴史建造物に指定されている。

都市の庭園であると同時に、国際的な植物科学機関でもある。古い英語資料は標本庫を660万点超、北米第2位としているが、この数字は更新が必要だ。現在の公式ページは750万点超、2025年年次報告は790万点超としており、収集と整理が今も続いている。

ヘンリー・ショーが構想した公共庭園

英国生まれの商人ショーは1819年にセントルイスへ移住し、財産を築いた後、欧州の庭園と科学施設を参考に植物園を整備した。植物学者ジョージ・エンゲルマン、ハーバード大学のエイサ・グレイ、英国キュー王立植物園のウィリアム・フッカーらの助言により、標本庫と図書館も設けられた。

現在の植物園は創設者の複雑な歴史も公表している。公式資料は、ショーが奴隷を所有し、1855年には地下鉄道を通じて逃亡を試みた4人を捕らえるため追跡者を雇った事実を認める。この背景を知ることは、科学的功績を否定するのではなく、19世紀の富と慈善をより完全に理解することにつながる。

クライマトロンと清和園

象徴的なクライマトロンは1960年10月1日に開館した。測地線ドームを温室に用いた世界初の建築で、内部に柱がなく、熱帯低地雨林の環境を再現する。直径約175フィート、中央高70フィートの空間には熱帯植物と希少種が展示され、建築史と植物保全の両面で重要だ。

14エーカーの日本庭園「清和園」は1977年に完成し、造園家の川名孝一が設計した。北米最大級の伝統的な回遊式庭園で、湖、島、滝、橋、枯山水を巡りながら四季の変化を味わえる。タワー・グローブ・ハウス、サックス博物館、中国庭園、家庭園芸施設もあるが、一部は季節開館となる。

標本が支える植物科学

ハーバリウムでは、押し葉にして乾燥・同定・登録した植物標本を保存する。分類学、生態学、保全研究の根拠を後世に再検証できる形で残す施設だ。1857年に購入したヨハン・ヤーコプ・ベルンハルディの約6万2000点が中核となり、現在は研究者が標本、ピーター・H・レイヴン図書館、Tropicosデータベースを世界規模の研究に使う。

このため、ミズーリ植物園は花を眺めるだけの観光地ではない。生きた植物、乾燥標本、出版物、データベースが一体となり、植物の発見、命名、保全を支えている。入園料は公開庭園だけでなく、この長期的な科学活動にもつながる。

2026年の開園時間と料金

公式サイトが現在案内する通常の昼間開園は9時〜17時、最終入園16時30分。祝日や夜間特別イベントでは時間が変わる。一般入園料は13歳以上16ドル、会員は無料。セントルイス市・郡の住民は証明提示で6ドル、65歳以上の対象住民は4ドルだが、購入時に最新料金を確認したい。

所在地は4344 Shaw Boulevard。正面入口の東西駐車場に障害者用区画があり、複数階の施設にはエレベーターもある。園内トラムは手動車椅子に対応するが、天候、行事、機材状況で運休するため毎日利用できるとは限らない。正式な記念撮影や団体撮影には許可が必要だ。

効率よく巡るために

初訪問では2〜3時間以上を確保し、クライマトロン、清和園、ビクトリアン地区を結ぶと全体像をつかみやすい。夏のセントルイスは蒸し暑いため、午前に屋外庭園を回り、暑い時間帯に屋内施設を組み込む方法がある。春秋の花期や週末イベントは混みやすい。

花壇へ入る、植物ラベルを動かす、収蔵物を傷つける行為は禁止され、敷地内は禁煙である。歴史遺産、公共庭園、世界の植物研究が一つの組織で動き続けていることが、この植物園の最大の特徴だ。