ウロス浮島は、ペルーのプーノ湾に暮らす人々がトトラという水生植物を幾層にも重ねて築いた人工島群です。チチカカ湖の標高約3815メートルにあり、ウロ・アイマラの家族は島の床を補修するほか、家、舟、工芸品にもトトラを利用します。水に触れた下層は少しずつ分解するため、新しいトトラを加える作業が欠かせません。
ウロスの人々は、過去に取り残された存在ではなく、環境や社会の変化に対応する現代の生活共同体です。漁業、工芸、コミュニティ観光などを営んでいます。島の固定方法やトトラ加工、湖との関係を学び、住民の案内に従うことが大切です。工芸品を作り手から直接購入することは、観光収入を地域へ還元する一つの方法です。