フヴァル島はクロアチアのダルマチア沖、ブラチ島、ヴィス島、コルチュラ島の間に横たわる、東西約68キロの島である。石灰岩の尾根、松林、ブドウ畑、オリーブ畑、入り江が景観を形づくる。夏のビーチだけでなく、先史時代の洞窟遺物からギリシャ、ローマ、ヴェネツィア、近代海運まで、アドリア海航路の要地として重なった歴史が魅力だ。
考古資料による「フヴァル文化」は紀元前3500~2500年にさかのぼる。パロス島から来たイオニア系ギリシャ人は紀元前385年、現在のスターリ・グラードにPharosを築いた。郊外のスターリ・グラード平原には、ギリシャ式の幾何学的区画、乾石壁、貯水設備が残り、ブドウとオリーブの栽培が約2400年間続く。2008年に世界遺産へ登録された。