ア・コルーニャ港の入口に近い岬に立つヘラクレスの塔は、古代遺跡としては珍しく、現在も航海のための信号施設として使われています。ユネスコによれば、ファルム・ブリガンティウムと呼ばれたローマ時代の建造物は、西暦1世紀末から2世紀初めに建てられました。記念のための柱ではなく、大西洋に面したローマ世界の西端で船の航行を支える実用施設でした。
地理的な位置が、この灯台の意味を物語ります。ガリシアのこの海岸は外洋の天候にさらされ、船は海から港へ近づかなければなりませんでした。ユネスコは、地中海とヨーロッパ北西部を結んだ大西洋航路の証拠として塔を説明しています。その歴史はローマ建築だけでなく、何世紀にもわたって船が沿岸や港を目指した海上交通の歴史でもあります。視認できる灯火は、陸地と避難できる場所を示しました。