ラブナーはメキシコ・ユカタン州プウク丘陵にある、小規模ながら精緻なマヤ都市である。主要建築は古典期後期~終末期に成立し、宮殿の銘文は862年に相当する。1996年、ウシュマルと一体の世界遺産として登録された。整然と切った石、平らな下壁、密な上部装飾を組み合わせるプウク様式をよく示す。
全長約120メートルの二層宮殿は最大の建物で、雨神チャークの長い鼻の仮面と幾何学石積みが外壁を覆う。宮殿から白い儀礼道sacbéが名高いアーチへ続く。幅約3メートル、高さ6メートルの門は都市入口ではなく、公共空間を結ぶ記念的通路だった。近くのEl Miradorは高い基壇上に神殿を置き、列柱建築と貯水設備は地表河川のない石灰岩地帯での暮らしを伝える。