ヴァン城塞は、ヴァン平原とヴァン湖東岸を見下ろす細長い岩稜に築かれています。ヴァン県庁によれば、現在の市中心部から約5キロ離れ、天然の岩塊は長さ約1,800メートル。南側は険しく、北側は比較的なだらかです。この地形は景観の魅力だけでなく、城塞の戦略的価値も物語ります。周辺を支配するウラルトゥ王国の首都トゥシュパを守る場所でした。
県庁は、ウラルトゥ王サルドゥリ1世の治世、紀元前840~825年頃に城塞が築かれたとしています。古代の首都はトゥシュパと呼ばれました。公式案内は城塞を三つの区画からなる複合施設とし、岩盤に刻まれた城壁の基部、防御線、塔を挙げています。現存するのは完全な宮殿ではなく、長期間にわたり使われた要塞の跡であり、建設や用途の異なる時期を記録しています。