周口店北京原人遺跡は北京市房山区周口店鎮の竜骨山にあり、洞窟と裂け目の堆積から成る旧石器時代遺跡群である。ホモ・エレクトスの「北京原人」、後期旧石器時代の現生人類「山頂洞人」、石器、火の使用痕跡、多数の動物化石が見つかり、東アジアの人類進化、環境、技術を長期的に研究できる。24地点から構成され、1987年に世界遺産へ登録された。
1921年にスウェーデンの地質学者アンダーソンが竜骨山を調査し、古生物学者ズダンスキーが後に人類の歯を発掘。裴文中は1929年、初の比較的完全な頭骨を発見した。初期化石は戦時中に失われ、今も所在不明だが、模型、記録、戦後の発見が研究を支える。北京原人の年代は測定法によって幅があり、一つの年代を争いのない確定値として扱わないことが重要である。