頤和園(イーホーユエン)は北京市海淀区にあり、昆明湖と万寿山を中心に広がります。園の公式情報による総面積は3.009平方キロメートルで、約4分の3を水面が占めます。ユネスコの世界遺産区域は2.97平方キロメートルです。宮殿に庭園を添えた場所ではなく、湖、斜面、殿堂、橋、寺院、長い回廊が一体となった計画景観です。湖畔を歩き、山を登るにつれて経路と眺めが変わります。
現在の庭園の前身は清漪園(せいいえん)です。北京市公園管理センターは、乾隆帝のもと1750年に造営が始まり、1764年に完成したと説明しています。工事では既存の地形と水系が整えられ、昆明湖が拡張され、掘り出した土で万寿山が築かれました。頤和園の公式サイトも湖と山の構成を園内の骨格として示しています。地形そのものが設計されており、自然への装飾にとどまらない点が特徴です。