について ミシガン・スタジアム
ミシガン・スタジアムは、米国ミシガン州アナーバーにあるミシガン大学ウルヴァリンズのアメリカンフットボール本拠地で、「ザ・ビッグ・ハウス」の愛称で親しまれている。公式収容人数は現在10万7,601人。全米最大級のスタジアムであり、大学スポーツの伝統と秋のアナーバーを象徴する場所でもある。
1920年代初頭、名将で体育部長だったフィールディング・ヨストは観客増加を見込み、将来の拡張を前提とした新スタジアムを構想した。施設は1927年に7万2,000席で完成し、同年10月1日の初戦でミシガン大学がオハイオ・ウェスリアン大学に33対0で勝利した。その後、収容人数は10度改められ、フィールドを囲む巨大なボウル型の観客席へと成長した。
歴史は大学フットボールだけにとどまらない。2013年のノートルダム大学戦には11万5,109人が入り、当時のNCAA単一試合観客動員記録を樹立した。2010年の屋外大学アイスホッケー、2014年のNHLウィンター・クラシックのほか、レアル・マドリードやマンチェスター・ユナイテッドなどが出場する国際サッカーも開催。1964年にはリンドン・ジョンソン大統領が大学の卒業式で「偉大な社会」構想を示した。
旅行者が内部を最も確実に体験できるのは、ウルヴァリンズのホームゲームや一般向けイベントのチケットを入手したときだ。通常の観光施設のように毎日一定時間見学できる場所ではない。大学の2026年シーズン案内では、一般ゲートは原則キックオフ2時間前に開き、全員に有効なモバイルチケットが必要とされる。通常のバッグ、ハンドバッグ、ボトルは持ち込めず、医療・育児用バッグだけが検査後に指定ゲートから認められる。
試合日は周辺道路と駐車場が非常に混雑するため、早めの到着が賢明だ。出発前に公式サイトで日程、チケット、駐車場、アクセシビリティ、持込禁止品を確認し、秋の寒暖差にも備えたい。2027年には開場100周年を迎える。圧倒的な規模と歓声、約1世紀の記憶が重なるミシガン・スタジアムは、米国の大学スポーツ文化を知る格好の舞台である。