について モーゼス・マヒダ・スタジアム
モーゼス・マヒダ・スタジアム:ダーバンの海岸線を象徴する大アーチ
南アフリカ・ダーバンのスタンフォード・ヒル、海岸と中心街に近いモーゼス・マヒダ・スタジアムは、2010年FIFAワールドカップに向けて建設された多目的競技・娯楽施設である。屋根をまたぐ白いY字形アーチは、南アフリカ国旗で線が合流する形を着想源とし、かつて分断された国が一つになる姿を象徴する。通常の収容人数は約5万6千人で、大規模行事では拡張可能な設計。ワールドカップでは準決勝を含む7試合を開催した。
建築、名称、都市の記憶
長さ約350メートル、高さ約106メートルの鋼製アーチからケーブルで半透明の屋根を支え、座席の配色はインド洋の波が砂浜へ寄せる景観を表す。名称は反アパルトヘイト運動家で労働運動・政治の指導者だったモーゼス・ムベキ・ムカネ・マヒダに由来する。2009年11月の初公式戦以後、サッカー、ラグビー、陸上競技、コンサート、宗教・文化集会を受け入れてきた。北側のピープルズ・パークや散策・自転車空間は、大会のない日にも市民が利用する都市の公共空間である。
スタジアムツアーと訪問の注意
公式ツアーでは建築とワールドカップ史を学び、更衣室、選手通路、ピッチ脇、VIPスイート、アートコレクションなどを巡る。ダーバン市の案内では参考営業時間は9時~16時で、料金は繁忙期と通常期で異なり、学校団体は予約が必要。ツアー区域は車椅子で利用できるとされる。アーチ上のアドベンチャー・ウォーク、SkyCarなどは天候、整備、催事により運休するため、古い案内だけを頼りにしないことが大切だ。2026年の芝生改修中も、市はツアー、店舗、その他の来場者施設を営業すると発表したが、希望日の状況は直接確認したい。ピープルズ・パークと海岸を組み合わせると歩きやすく、イベント日は交通規制と保安検査に余裕をみるとよい。