ヴェネツィアのカステッロ地区、サンタ・マリア・フォルモーザ広場の近くにあるグリマーニ宮殿は、大規模な美術館とは異なる体験を届けます。もとは公立ギャラリーではなく、強い影響力を持った貴族グリマーニ家の都市邸宅でした。現在は、住まいの痕跡と、16世紀の聖職者・収集家ジョヴァンニ・グリマーニの古代美術への関心をあわせて見ることができます。
サンタ・マリア・フォルモーザに関係するグリマーニ家の分家は、15世紀から19世紀にかけてヴェネツィアの公的生活で重要な位置を占めました。アントニオ・グリマーニは15世紀末にこの宮殿を取得し、1521年にドージェに選出されます。その後も一族が手を加えたため、建物には異なる時代の好みが重なっています。