ボローニャ中心部のポルタ・ラヴェニャーナ広場には、二つのレンガ造りの塔がそびえています。高いアシネッリ塔と、背が低く大きく傾いたガリセンダ塔です。この二塔は「Due Torri」と呼ばれ、街の象徴として知られています。写真の背景というだけでなく、形の違いに中世都市の記憶が刻まれ、現在進む保存工事も訪問者が知っておきたい物語の一部になっています。
ボローニャ市の文化財資料によれば、かつて市内には約百基の中世の塔があり、現在残るのは二十四基です。塔は防御の役割を担うと同時に、建てた一族の地位や富を示す存在でもありました。アシネッリ塔とガリセンダ塔はとりわけよく知られていますが、かつてより密度の高かった都市景観の名残として見ると、その意味が伝わります。