バンベルクの旧市庁舎は、川の真ん中で立ち止まったように見える。レグニッツ川の人工島に彩色された壁が立ち、橋が両岸へとつなぐ。印象的な眺めだが、町の物語は水辺だけでは終わらない。大聖堂広場への坂を上り、かつての漁師の家々を通り、今も菜園が都市景観の一部をなす地区へ進もう。 ここはバイエルン北部、オーバーフランケン。バンベルクの歴史地区は1993年にユネスコ世界遺産に登録された。市庁舎の写真を撮る時間だけではなく、異なる地区を歩く時間を設けると町の個性が見えてくる。