フォロ・ロマーノはローマ中心部、カピトリーノの丘とパラティーノの丘に挟まれた谷にある。かつて湿地だった場所は紀元前7世紀末までに排水され、公共空間として整えられた。その後千年以上にわたり、政治、宗教、裁判、商業、凱旋行列の舞台となった。単一時代に完成した広場ではなく、王政、共和政、帝政、キリスト教時代の建設、火災、修復が重なった都市史そのものである。
見どころは元老院が開かれたクリア・ユリア、アエミリアおよびユリアの両バシリカ、セプティミウス・セウェルス帝の凱旋門、サトゥルヌス神殿、カストルとポルックス神殿、アントニヌスとファウスティナ神殿、ウェスタ神殿と巫女の家である。カエサルが新しいクリアを計画し、アウグストゥスが紀元前29年に完成させた。4世紀初頭のマクセンティウスのバシリカ、608年のフォカス記念柱まで、長い建築史を一望できる。