フォロ・イタリコは、ローマ歴史地区の北、モンテ・マリオの麓とテヴェレ川沿いに広がる大規模なスポーツ施設群である。競技場、プール、モザイク、彫像、記念碑的な大通りは現在も使われる一方、建設を推進したファシスト政権の思想を明確に残している。
施設群は1920年代末、青年の体育教育をファシズムの理念と結びつける場所として、国民バリッラ事業団総裁レナート・リッチが構想した。エンリコ・デル・デッビオが初期計画を設計し、1932年に「フォロ・ムッソリーニ」の名で開場した。その後、ルイジ・モレッティが拡張と新施設を手がけた。