ブリハディーシュヴァラ寺院は、インド南部タミル・ナードゥ州タンジャーヴール、カーヴェーリ川南岸に立つシヴァ神の現役ヒンドゥー寺院である。ラージャラージェーシュヴァラム、ペルヴダイヤール・コーヴィル、「大寺院」とも呼ばれる。チョーラ王ラージャラージャ1世が1003~1004年ごろに着工し、1009~1010年に自ら聖別したとされ、帝国の権力、信仰、タミル芸術を今に伝える。
完成されたドラヴィダ建築の記念碑で、長方形の境内を列柱回廊と小祠が囲む。主祠堂上のヴィマーナは高さ59.82メートル、13層の構成から八角形の頂部へ伸びる。花崗岩の壁にはシヴァ像、舞踊姿勢、碑文、壁画が残り、聖所には巨大なリンガが祀られる。正面のナンディ像は一枚岩から彫られた。碑文は寄進、働く人々、儀礼、経済活動を詳しく記し、11世紀チョーラ社会を知る重要資料でもある。