ケルンとボンの間、ノルトライン=ヴェストファーレン州ブリュールに、ケルン選帝侯兼大司教の旧邸宅が二つあります。大きな夏宮アウグストゥスブルクと狩猟館ファルケンルストで、いずれもバイエルンのクレメンス・アウグストのため建設されました。ドイツ初期ロココの重要作として、公園とともに1984年世界遺産登録。
1725年、中世の水城跡でヨハン・コンラート・シュラウンの設計により着工し、フランソワ・ド・キュヴィリエ(父)が立面と公式空間を摂政期・初期ロココ様式に整えました。最大の見どころはバルタザール・ノイマンが1740〜1746年に造った儀式階段とカルロ・カルローネの天井画。選帝侯はボンを本拠とし、夏の数週間だけ利用しました。