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カンパ博物館

プラハのカンパ美術館を案内。ムラードコヴァ夫妻の収集、クプカ、ソヴァ水車場、2026年の展示、開館時間、料金、行き方を解説。

座標: 50.083842, 14.408411 更新日: 2024-01-03 Google ストリートビュー

について カンパ博物館

カンパ美術館:プラハの川辺で出会う中欧モダンアート

カンパ美術館(Museum Kampa)は、中欧、とりわけ20世紀チェコの近現代美術を知るうえで重要なプラハの美術館です。ヴルタヴァ川に面したマラー・ストラナ地区のカンパ島にあり、歴史的なソヴァ水車場を利用しています。産業遺産、現代的な改修、屋外彫刻、亡命生活の中で築かれたコレクションが一つの場所に重なります。

中核となるのは、ヤン・ムラーデクとメダ・ムラードコヴァ夫妻のコレクションです。二人は国外で暮らしながら、当時のチェコスロヴァキアで体制に迎合しない芸術家を支援し、その作品を将来プラハで公開することを目指しました。現在はヤン&メダ・ムラーデク財団が運営し、作品が生まれた困難な政治・文化状況を伝えることも使命としています。

フランティシェク・クプカと中欧美術

常設展示の中心は、抽象絵画の先駆者フランティシェク・クプカです。館は世界最大規模のクプカ作品群を所蔵し、具象から色彩、リズム、運動、形態の探究へ移る過程をたどれます。旧東側諸国の重要作家も含み、中欧の近現代作家を扱う企画展がコレクションを補います。

美術館は2003年に開館しました。建物の外では、マグダレーナ・イェテロヴァーによる巨大な椅子の彫刻が川辺の目印となり、対岸からも見えます。屋外作品は保存や展示計画により位置が変わる可能性があります。

ソヴァ水車場の歴史

カンパ島の水車は1393年の史料に登場し、起源はさらに古いと考えられています。1478年に所有者となったヴァーツラフ・ソヴァ・ズ・リボスラヴィにちなみ、現在の名が定着しました。火災、戦争、産業利用、増改築を経て、ヨゼフ・シュルツが関わった19世紀末のネオゴシック様式の外観が残されています。

1990年代末、メダ・ムラードコヴァが施設全体を取得し、近代美術ギャラリーへの転用を進めました。2000~2001年の大規模改修で現代的な美術館設備が整いましたが、2002年のプラハ大洪水で大きな被害を受けました。職員とボランティアの尽力により復旧し、翌年の開館にこぎ着けました。

2026年の開館時間と料金

現在の公式案内では毎日10:00~18:00、最終入場17:30です。ただし2026年9月19日(土)は貸切行事のため終日休館します。全館券は大人350チェコ・コルナ、学生・65歳以上220コルナ、6歳未満無料と掲載され、常設展、企画展、展望塔には個別料金もあります。価格は変更されるため購入時に確認してください。

2026年9月15~25日には、知的障害のある人々の作品を紹介する「Everyone Can Be an Artist」を開催中です。常設展「František Kupka – Master of World Art」も公開されています。展示替えや行事で一部の部屋が利用できない場合があるため、当日のプログラム確認が必要です。

アクセスと所要時間

所在地はU Sovových mlýnů 503/2, Prague 1–Malá Strana。カレル橋、マラー・ストラナ広場、川沿いから徒歩で訪れ、最後は静かなカンパ島を進みます。常設展だけなら約1時間半、企画展、建築、屋外彫刻まで見るなら2~3時間あると余裕があります。

歴史建築のため、場所により移動条件が異なります。バリアフリー経路、ガイドツアー、家族向けプログラムが必要な場合は事前に館へ問い合わせてください。出発当日に公式サイトを見れば、臨時休館、料金、展示状況を確認できます。