ファセリスは、ビーチのそばに遺跡が並ぶだけの場所ではありません。古代都市はリュキア沿岸の細長い半島に築かれ、比較的風を避けられる海辺から、海上交通と内陸の集落を結んでいました。トルコ文化観光省は、アンタルヤ県テキロヴァ近郊、ベイダラル沿岸国立公園の景観に位置すると案内しています。北港、軍港、南港という三つの天然港が都市の骨格をつくり、航海と交易が町の性格に深く関わっていたことを示しています。
古代の記録は、紀元前7世紀にロードス島から来た人々がファセリスを築いたと伝えます。アンタルヤ県の文化観光案内は、伝統的な年代を紀元前690年ごろとしています。ただし、これは歴史的伝承に基づく年代で、創建日を正確に記録した証拠ではありません。地形は現地で実感できます。半島は山地と地中海の間で細まり、複数の船着き場が近い距離に集まり、中心の道で結ばれていました。