ヤナルタシュはトルコ語で「燃える岩」を意味し、アンタルヤ県の海辺の集落チュラル上方、ベイダーラル海岸国立公園内にある。岩の割れ目からガスが噴き出し、各所で炎を上げる。数千年にわたり目撃されてきた火は、古代リュキアの地質、景観、古典神話を結ぶ特異な場所を生んだ。
科学分析では、ガスはメタンを主成分とし、多量の水素と少量の他成分を含む。超苦鉄質岩で起こる地質過程と関係し、非生物起源と熱成起源の成分が混じると考えられる。火山活動でも人工設備でもなく、割れ目を通って上昇したガスが酸素に触れ、持続的に燃焼している。