ネスレのグローバル本社は、スイスのヴォー州ヴヴェー、レマン湖の北岸にあるAvenue Nestlé 55に位置する。ここは現在も業務が行われている企業の職場であり、予約なしで入れる博物館ではない。公式の所在地案内には住所と代表電話が掲載され、電話窓口は月曜から金曜の7時30分から18時まで対応する。この時間は問い合わせの受付時間で、一般向けツアーの開催時間ではない。訪問を計画する際は、この違いを押さえておきたい。本社はヴヴェーの歴史に結びつくランドマークだが、内部に入れるかどうかは別途告知されるツアーや催し次第だ。
ネスレとこの町のつながりは、アンリ・ネスレが1867年に始めた食品事業にさかのぼる。会社の公式史によると、薬剤師の助手を務めたアンリは、ヴヴェーで初期の乳児用食品ファリーヌ・ラクテを開発した。1905年、Farine Lactée Henri Nestléと英瑞練乳会社の合併によって新会社が生まれ、本社はヴヴェーとChamに置かれた。したがって、現在の本社は町で始まった物語の後の時代を示すもので、創業当初の工場そのものではない。初期の歩みを知りたい人は、旧工場建物や製品開発を紹介するネスレのオンライン歴史ツアーを利用できる。