アランフェス王宮は、マドリードの南約50キロメートル、タホ川とハラマ川が合流する肥沃な谷にあります。スペイン王室を代表する郊外の離宮で、宮廷が春を過ごす場所として長く使われました。
アランフェスはサンティアゴ騎士団の所領を経て王領となりました。16世紀、フェリペ2世はフアン・バウティスタ・デ・トレドに王領の整備を命じ、1564年に宮殿の建設が始まりました。フアン・デ・エレーラが工事を継承し、ブルボン朝の歴代君主は庭園、町、宮殿をさらに発展させました。1775年にはカルロス3世がフランチェスコ・サバティーニに両翼の増築を命じ、現在のU字形の姿が整いました。