国立ティッセン=ボルネミッサ美術館は、マドリード中心部のプラド通り8番地にあり、プラド美術館とソフィア王妃芸術センターの間に位置しています。三館は「芸術の散歩道」と呼ばれる文化地区を形づくりますが、ティッセンの鑑賞体験は少し異なります。数世代にわたって集められた一つのコレクションを通して、13世紀末から20世紀後半までの西洋絵画をたどれます。マドリード滞在中にどの美術館を訪れるか考える人にとって、プラドの歴史的所蔵品とソフィア王妃芸術センターの近現代美術をつなぐ存在です。
所蔵品は歴史的建築のビリャエルモサ宮に展示されています。建築家ラファエル・モネオが美術館として改修し、1992年10月に開館しました。三館の間を徒歩で移動しやすい立地ですが、ティッセン自体にも見応えがあり、急ぎ足の寄り道ではなく独立した時間を設けたい場所です。時代順にたどる方法のほか、風景、音楽、ファッションといった主題から絵画に近づくテーマ別ルートや企画展もあります。