プラド国立美術館はマドリード中心部にあり、スペインを代表する国立美術館だ。歴代王室の収集品を基礎に、12世紀から20世紀初頭までのヨーロッパ美術を扱う。1819年に絵画・彫刻の美術館として一般公開され、王室コレクション、寄贈、購入、国の文化政策を通じて所蔵品を広げてきた。
中心となるのはスペイン絵画である。ベラスケスの《ラス・メニーナス》は最も著名な作品の一つで、ゴヤは館内で最も多く作品が展示・所蔵される画家だ。エル・グレコ、リベーラ、スルバラン、ムリーリョからも各時代の特徴が見える。ティツィアーノ、ルーベンス、ボスらの作品は、ハプスブルク王家の政治関係と収集趣味を伝える。