白川郷と五箇山の歴史的集落は、岐阜県と富山県にまたがる庄川流域の山間部に位置する。豪雪地帯の暮らしに適応した伝統家屋がまとまり、日本を代表する農村文化景観を形づくっている。 1995年にUNESCO世界遺産へ登録された区域は、白川郷の荻町と、五箇山の相倉、菅沼という三集落からなり、面積は合計68ヘクタールである。険しい地形によって長く隔てられてきた地域では、山の環境に即した生活様式と建築技術が育まれた。